探偵になりたい!と憧れたことがある方は多いのではないでしょうか。
でも、身近に探偵の知り合いがひとりもおらず、どのようになれるのか知識がない、という方も多いでしょう。
探偵は、普通の会社と同じように、探偵事務所の入社試験を受けて採用されればなることができます。
今回は、探偵になるために持っておくと有利な免許や知識、技術などについて解説していきますので、探偵になってみたいと考えている方は、本記事をぜひ足がかりに探偵という職業を知ってみてください。
まずは、浮気調査をするさい役立つ二つの免許についてみていきましょう。
ほとんどの探偵事務所は、自動車免許を持っていることを入社のマスト条件にあげています。
なぜなら、探偵は自動車を使って仕事をすることが多いからです。人探しで車を使ったり、浮気調査で車で尾行し車中泊して張り込みをしたり、といったことも行います。ですから、自動車運転免許はとっておいた方がよいでしょう。
二輪車運転免許もとっておくと役立つ可能性があります。
小回りが利くので、自動車ではなく二輪車で尾行したりすることもあるからです。もっていないよりはもっている方が安心です。
ただし、どちらの免許もペーパードライバーでは難しいでしょう。普段から運転をしてカンを鈍らせないようにしましょう。
次に、マストではないけれど役立つ知識や技能、素養についても確認しておきましょう。
探偵というと、尾行、張り込み、聞き込みなどの、体を使った仕事をしている人と言うイメージがあるかもしれません。
そのイメージは間違っていませんが、探偵はそれだけをしている人というわけではありません。
探偵は調査を行なった後、調査報告書を作成する必要があります。
そのためには基本的なタッチタイピングのスキルや、ワードやエクセルを使うスキルは必要です。高度なスキルは必要ありません。ハローワークなどが無料で提供している事務作業のコースを履修する程度でよいでしょう。
また、対象者の身辺について調べるとき、近年はSNSなどを通じて情報を得ることもあります。ですから、あるていどのネットリテラシーは求められる、と考えておきましょう。
探偵事務所の仕事のひとつに、浮気調査、というものがあります。
浮気調査を行うためには、撮影機材を操る必要があります。撮影機材といってもただのカメラではありません。
深夜に逢瀬をかさねる不倫カップルの写真をばっちりカメラにおさめるためには、暗闇でもうつすことが可能な暗視カメラなどを使う必要があります。そういった機材の知識があれば、探偵として即戦力で働くことができるでしょう。
ですが、そういったスキルがなくてもOJTで教えてもらえる可能性は多いにあるので、現時点で知識がなくとも、あまり気にする必要はありません。
浮気調査や結婚前調査などで動画を撮影したりする可能性があります。
長時間まわしていた動画を、依頼者にみせるためにコンパクトにまとめたりする必要もありますから、動画編集の知識があれば役立てることが可能です。
使うソフトによっては一から覚えなおし、ということも考えられますが、なにかひとつ操作ができればあとはその応用です。積極的に知識を吸収しましょう。
お客様への電話対応や聞き込みを行う職業ですから、コミュニケーション能力は必須です。
ドラマや映画などのイメージから、探偵はアウトローで孤独でかっこいい仕事だ、なんて思いこんでいるかもしれません。ですが、実際は接客業でもあります。そのため、人当たりの良さは大切です。
この仕事は、信頼してもらえなければ仕事を受注することは不可能です。
探偵には会話力や親しみやすい笑顔、なども必要です。
一般的な会社勤めのように9時5時で帰りたい人は探偵になるのは難しいです。
なぜなら、探偵は深夜まで働いたり、泊り込みで張り込みをしたり、といったことが少なくないからです。
必然的に体力が必要になります。
数日の間張り込みをしていても成果が出ないということも考えられますから、同時に、忍耐力が必要なことは言わずもがなでしょう。
探偵事務所には、離婚や慰謝料請求を考えている依頼者が頻繁におとずれます。
依頼者以下のレベルの知識では、信頼してもらうことはできませんから、基本的な知識は身につけておく必要があるでしょう。
探偵になるためには、採用の場では最低限運転免許は持っていないと、探偵調査員として雇ってもらうのは難しいようです。
運転免許に加えて、ここでご紹介した技術や知識、素養を予め備えることで、探偵として活躍できる可能性が高いでしょう。これから探偵を目指そうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。