束縛についての、人々の感情は複雑です。
好きだから束縛するという人もいれば、好きな人のことを束縛したいなんて思ったことがない、という人もいます。
束縛なんてされたくないという人もいれば、まったく束縛されないのは、愛されてないみたいで寂しいという人もいます。
実際のところ、束縛をする人の心理というのは、どういったものなのでしょうか?
今回は恋人やパートナーを束縛する人の心理を解説していきます。
「なぜ私はいつも束縛してしまうんだろう」「彼氏が束縛してくるのはなぜなんだろう」と、束縛する人の心理が気になっている方は、本記事を参考に、自分や相手の心とうまく付き合えるようにしてみましょう。
まずは、束縛する人の心理についてみていきましょう。
束縛する人は、ずばり、自分に自信がないのです。
自分の容姿や性格の欠点を気にしていつも自信が無かったり、パートナーの容姿や性格が良いあまり自分には不釣り合いでいつか捨てられるんじゃないか、と不安に思っている心理が隠れています。
そういった人は、その不安から、つい相手を束縛してしまいがちです。
二人のあいだにしっかりとした絆があり、恋人が心変わりすることはない、という自信がある人は、束縛なんてする必要はありません。
束縛する人は、怯えています。
過去に恋人に捨てられた経験があり、浮気されることへの恐怖に囚われている人もいます。そのため、束縛して相手の自由を奪い、自分から離れられないようにしている心理があるのです。
浮気された過去がある人は、自信がゆらいでいるため、束縛する人になる傾向があります。浮気されるかもしれない、という恐怖によって束縛している場合、この人は絶対に浮気をしない、という確信がもてれば、束縛はなくなります。
パートナーがモテているので、誰か別の人にとられるのではないかと不安に感じている、という心理を持つ人もいます。ただ、モテモテのパートナーのいる人は、全員束縛するのか、というとそうではありませんよね。
モテているパートナーがとられるのではないか、と不安になるのはなぜなのか、というと、それはやはり自信がないからなのです。
独占欲が強すぎる人は、パートナーが自分以外の人と親しくしているのが許せないと思っています。
嫉妬深い人のなかには、異性(同性愛の場合は同性)とふたりきりでご飯に行くのさえやめてほしい、と考えたりする人もいます。
そういった独占欲や嫉妬心が異常に強い人の中にも、過去に浮気されたり別の人にパートナーを取られてしまった経験がある、と言う人が多いです。過去の経験や育った環境などが影響して、束縛が強くなっているのかもしれません。
恋人に依存している人も、束縛が強くなる傾向にあります。
常に恋人を心のよりどころにしていると、何かのきっかけで恋人と不仲になったり会えなくなったりしたときに、自分の精神状態を健康に保つことができなくなってしまいます。
そうなることが自分でもわかっているため、いつも恋人の様子が分かるようにしておきたくて、束縛的な行動をとってしまう心理があるのです。
依存から束縛をしてしまう人は、まず精神的な自立が必要です。
次に、束縛してくる恋人やパートナーとうまくつきあう方法をみていきましょう。
以上に述べてきた通り、束縛してくるのには理由があります。なぜ、パートナーが束縛してくるのかというと、それは、パートナーがあなたとの関係に自信をもてていないからです。
遠く離れていても、束縛しなくても、愛情は変わらないし、見捨てられることもないとわかれば、束縛するモチベーションはなくなります。
まずは、愛情をしっかり伝えましょう。愛されているとわかれば、束縛は自然となくなるものです。
束縛されると、自分の愛情を疑われているようで辛い、と伝えましょう。束縛されるのが嫌ならば、なぜ束縛されるのがいやなのかをしっかり伝える必要があります。
相手があなたのことを純粋に愛していて、真剣に良い関係を築きたいと思っているならば、あなたの思いを真摯に受け止め、束縛癖を治す努力をしてくれるはずです。
束縛する人の心理の奥底には、愛されていないかもしれないと考えてしまう自信のなさが潜んでいます。恋人に束縛をやめてほしいならば、愛している、と伝えましょう。
自分が束縛してしまうのが嫌ならば、なぜ自分は愛されることに自信がもてないのかをじっくり考えてみましょう。
束縛は、ふたりの絆を傷つけ、壊しこそすれ、深めることはありません。ふたりの関係を守りたいなら、束縛はやめる必要があるのです。