探偵と興信所って何が違う？仕事内容や違法になる調査とは

結婚する相手のことを調べたい、パートナーが浮気しているかも？と思った時、自分で調べる方法もありますが、探偵や興信所に依頼したいと思う方がほとんどかと思います。
ただ、調べてほしいことがあっても、探偵と興信所のどちらに頼めばいいのか分からない…というケースが多いのではないでしょうか？

ここでは、探偵と興信所は何が違って、どんな仕事をしているところなのかを解説したいと思います。
また、探偵も興信所も調査できないことについてもお教えします。

興信所と探偵の違い

そもそも、興信所と探偵の最大の違いは正直なところ、ないというのが実状です。
興信所とは元々、信用調査を主とした調査を仕事としているところでした。

信用調査とは何かと言うと、個人や企業へ融資などを行う場合、借り手や保証人に支払い能力があるかどうかを調査するもので、取引先企業の営業状況や資産状況などを調査するものです。
いっぽう、探偵の方はと言うと、人探しや浮気調査などが主な仕事だったようです。

主な調査方法としては尾行や張り込みなどがあります。

というように、興信所や探偵が設立され始めた頃ははっきりと違いがあったのですが、最近はどちらもほぼ同じで興信所が浮気調査を行っていたり、探偵が企業の信用調査を行ったりもしています。
つまり、現在は興信所と探偵に決定的な違いはなく仕事は同じことをしていると言っていいでしょう。

では、具体的に興信所や探偵はどのような仕事をしているのでしょうか？

代表的な仕事内容としては

などがあります。

では、先に述べたような仕事を行う場合に可能な調査行為にはどのようなものがあるんでしょうか？

尾行とは対象者を徒歩や車で観察するもので、探偵と言えば尾行というイメージが強いかもしれません。尾行は基本的に複数の探偵により行いますが、その理由は1人で行うと対象者が警戒したり、見失うことがあるからです。

複数で行うことで休憩を取ることができますし、見逃す心配もありません。

もし、対象者がお店やホテル、自宅などに入った場合、近くで張り込みます。なお、張り込みに要する時間は短いものもあれば、長時間にわたるものもあります。

そのため、探偵や興信所の調査員は体力や精神力だけでなく、かなりの忍耐力が必要な仕事だと言えます。
どのような調査についても、確実に証拠を集めるには張り込みはなくてはならない調査行為です。

また、対象者の周りの人に対象者について聞き込みを行うのも興信所や探偵の仕事です。

ただ、初めて会った人に情報提供をしてくれる確率は低いので、手土産を持って何度も通ったりなど、情報を得るためにさまざまな工夫をしなければなりません。
もちろん、聞き込みする相手に対して、マナーや礼儀よく接することは大前提です。

興信所や探偵の仕事内容についてご説明しましたが、実際のところできない仕事があるのも事実です。
では、具体的にどのようなものがあるのか見てみましょう。

などですね。

このような違法な調査を行なっている興信所や探偵は仕事のレベルが低いと言って間違いないでしょう。ということは張り込みや尾行などで対象者に気づかれる確率も高いです。

もし、尾行や張り込みに失敗し気づかれてしまった場合に相手が恐怖を感じるようだと、つきまといやストーカー行為を行ったとして訴えられてしまうかもしれません。違法な仕事をしている興信所や探偵に依頼するメリットはありません。

もし上で述べた違法行為を知っていながら依頼した場合は依頼者も訴えられる可能性があります。興信所や探偵ができる仕事は何か、違法行為に当たる調査を行っていないかどうかしっかりと確認した上で調査を依頼するようにしましょう。

興信所と探偵の違いとは何か、どんな仕事をしているかなどについて解説しました。
結論を言うと、興信所と探偵の違いは現在はほとんどないと言っていいでしょう。

仕事としては浮気調査や信用調査などがありますが、中には違法な仕事をしているところもあるようです。
信頼できる興信所や探偵かどうかをしっかりと見極めた上で、依頼するようにしてください！