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現実の探偵とドラマやアニメは何が違う?探偵ができる調査内容

みなさんは探偵がどのような調査を行うことができるかご存知ですか?

実際のところ、日本の探偵ってどんな調査ができるのか詳しく知っている方は少ないかと思います。
探偵はドラマや映画、アニメではハードボイルドでミステリアスなイメージです。
フィクションのなかの探偵たちは犯罪捜査を行い、事件を解決していますが、現実にいる探偵はどんなことをしているのでしょう?

また、日本の探偵とアメリカの探偵が行う調査の違い、許されている権限の違いはどのようなことなのでしょうか? ここでは日本の探偵ができる調査内容と、日本とアメリカの探偵の違いについて解説したいと思います。

日本の探偵ができる調査内容

では、日本の探偵ができる調査内容について見てみましょう。

浮気調査

探偵の主な調査内容と言えば、浮気調査を真っ先にイメージするかと思います。
パートナーの浮気の証拠をつかむため調査を行うものですが、一般的に費用は高額です。


ただ、法的な証拠がつかめれば慰謝料が取れるので、探偵に調査を依頼する人が多いです。

盗聴器発見調査

最近増えているのがこの盗聴器発見調査です。
探偵は特殊な機材を使い盗聴器を見つけます。


盗聴器を仕掛けることはプライバシーの侵害である上、仕掛けた相手に対しストーカーを行う場合が多いので、対策を取っておくことが重要です。
最近、プライバシーを守るため、探偵に盗聴器発見を依頼する方が増えています。



人探し調査

探偵の調査に人探し調査というのがあります。
たとえば、生き別れた親兄弟を探して欲しい、昔お世話になった人を見つけて欲しい、行方不明になった知人を探して欲しい...というような依頼に応えるための調査です。


これらの場合、警察に届けを出すのももちろんですが、探偵に調査を依頼する方が迅速に対応してくれるようですね。
ただ、時間がかかる可能性が高いので費用がかさむことが多いです。


また、必ずしも探し人が見つかるとは限らないので、探偵に人探し調査を依頼する際はよく検討した上で行いましょう。



素行調査

探偵に素行調査を依頼することも可能です。


対象者がどのような行動を取ったのか調査するもので、対象者に関する聞き込みを行ったり、張り込みをするなどします。


例えば、会社の経営陣が従業員に対する素行調査を探偵に依頼して、業務をサボっていないかや、企業スパイと思われるような怪しい点がないか、などを調べるという事があります。




身元調査

また、結婚が決まった場合にその相手のことを探偵に調査してもらうというのがあります。
結婚相手の家族、金銭トラブルがないか、日常生活に問題はないか...など、親御さんが探偵に調査を依頼するケースが多いです。


結婚した後、「調べておけばよかった」とならないよう、探偵に調査を依頼することをオススメします。



その他

日本の探偵が調査できることにはほかにも、いじめに関する調査、パワハラやセクハラについての調査...などがあり、その業務は増えつつあるようです。



日本の探偵ができる調査は上のようなものですが、次のような調査は違法行為となります。



  • 差別や犯罪につながる調査
  • 聞き込みや尾行の過程で私有地などに侵入する
  • ナンバープレートから持ち主を特定する
  • 固定電話番号や携帯電話番号での個人の特定

などですね。

探偵に依頼する際、このような調査を行っているところは要注意です。
もし、探偵に依頼することがあったら、後でトラブルにならないように調査内容などホームページや電話などで前もって確認しておきましょう。


日本とアメリカの探偵の調査の違いとは

日本の探偵の調査内容が分かったところで、アメリカの探偵との違いについてご紹介しましょう。

日本の探偵は都道府県の公安委員会に届け出を出しさえすればだれでも探偵業を開業することができますが、アメリカはそうではありません。

アメリカは探偵業のライセンスがなければいけない...と決まっています。

ライセンスを取得するにはさまざまな条件があり、18歳以上で前科がない、心身ともに健康、身分証明書などの書類提出などが必要です。

また、探偵としての能力があるかどうか過去の仕事の経験などから判断します。

これだけライセンス取得の条件が厳しい理由に、アメリカの探偵は州により銃の所持が認められることが挙げられます。

ほかにも、探偵業のライセンスを取得すれば、対象者が前科者かどうか、クレジットカードの履歴、公共料金のデータなどの個人情報の閲覧、警察関係の情報の入手...などが可能だからです。

つまり、日本とアメリカの探偵の違いは得られる権限や入手、閲覧できる情報が違う、拳銃の所持の有無...などですね。
アメリカではライセンス取得が非常に困難ですが、ここまで大きな権限があることから、探偵を希望する人が多いです。

また、アメリカの探偵が調査する内容は日本とは違い、企業からの依頼がほとんどのようです。

たとえば、企業の信用調査、企業内の犯罪調査、保険金詐欺に関する調査、人の捜索や雇用調査、身辺捜査や裁判に関する情報収集...などですね。

さらに、アメリカの探偵は日本とは違い、刑事としてキャリアを積んだ方などが多く、並行して警備業を運営しているとこが多いです。


まとめ

日本の探偵が調査できることや日本とアメリカの探偵の違いについて解説しました。

日本の探偵は届け出さえすればだれでもできますが、アメリカはさまざまな権限が与えられているため、ライセンス取得が難しいです。 特にアメリカの探偵は拳銃所持や警察の情報の閲覧ができるというのは驚きですね。 ぜひ、知識として知っておいていただければと思います。

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