今回は探偵といったん契約したけれど、キャンセルしたい、というときのために、キャンセル料と返金の仕組みについて簡単に解説していきます。
「浮気調査を依頼したいけど、キャンセル料が発生するか気になる」「探偵への依頼料は高いと聞くけど、途中でキャンセルすることはできるのだろうか」と気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
そもそも、探偵に人探し調査や浮気調査を依頼し、その後キャンセルしたいと考えた場合、キャンセルは可能なのでしょうか。
通常、どの探偵事務所でも、キャンセル自体はすることができます。
では、キャンセル料の有無についても、気になっているという方も多いのではないでしょうか。
キャンセルした場合、キャンセル料はどのくらいかかるのでしょうか。
実は、キャンセル料は探偵事務所によって全く違ってきます。
一定期間ならキャンセル料はまったくかからずにキャンセルできるという探偵事務所もあれば、調査を始める前にキャンセルしても50パーセントの調査料金はキャンセル料としてとられる、という探偵事務所もあります。キャンセル料金が実際にいくらになるか、については、依頼する際にむすぶ契約書に記載されています。
契約書に記載されていない場合に関しては、記載するように申し出て交渉する必要があります。
キャンセル料については探偵との間でトラブルになりやすいところなのでしっかりと確認するようにしましょう。
また、契約してから8日以内であれば、クーリングオフ制度が利用できます。クーリングオフ制度とは、一方的に契約を解除できるシステムです。
クーリングオフがちゃんと適用されるかも探偵と契約する際に確認しておくとより安心です。通常クーリングオフは適用されるはずなので、クーリングオフを要求したのに返金がない、という場合は弁護士などの法律の専門家に相談してみましょう。
次に、探偵の調査料金と返金の仕組みについても確認してみましょう。
探偵の調査料金は探偵事務所によって異なります。定額パックプランとして、どれだけ調査しても定額料金になる、という料金形態を導入しているところもあれば、時間制の探偵事務所もあります。
時間制の探偵事務所の場合、たとえば、一時間1万円の調査員が2名で5時間5日間にわたり調査を行なった場合、1万円×2名×5時間×5日間=50万円プラス諸経費が調査料金となります。
もし、こういった料金形態の調査を依頼していて、最初の1日が終わった後、残りの調査をキャンセルしたい、となったらどれくらい返金されるのでしょうか?
探偵の調査料金は通常数十万円以上になりがちで、安いとは到底言えません。この調査料金を安く抑える方法は、大きく分けて3パターンあります。
ひとつは調査自体を簡単にする、という方法です。
時間制の料金の場合、実働時間が短ければ短いほど料金は安くなります。ということは、1日で済む調査にしてしまえばその分調査は格安になるということです。
浮気調査に関して、浮気相手もわかっていて、浮気場所も、何曜日の何時にホテルに行くかもだいたいの情報がつかめているという場合、その1日ピンポイントにしぼって探偵に依頼したらいいのです。
そのためには、自分で浮気調査の下調べをある程度しておく必要があります。
ふたつ目の方法は、探偵事務所を比較検討して安いところを選ぶという方法です。
ただし、料金は安ければいいというわけではありません。安くて実績がないところを選んだら、結局は時間もお金もかかってしまった、というケースもあるので、総合的にみて判断する必要があります。
みっつ目は、調査員の数を減らすという方法です。
調査員が1人と2人では調査料金が変わってくることがあります。料金に制限がある場合は、調査員を1人にするなど、料金を安く抑えるための対策をとりましょう。
今回は、探偵の依頼をキャンセルした場合のキャンセル料金について簡単に紹介しました。
探偵事務所に依頼するときに、もっとも重要なことはどの探偵事務所を選ぶか、ということです。
実績があり、信頼できる誠実な探偵事務所を選びましょう。広告に踊らされることなく、何件かの探偵事務所を見て、見積もりを出してもらい、比較検討してから契約しましょう。
契約書を作成する際には、キャンセル料についてと、支払い方法と支払い時期について、しっかり記載されていることを確認しておくことが重要です。