浮気の調査報告書と聞くと、どのようなものをイメージしますか?
探偵に浮気調査を依頼してその結果報告を受けるとき、調査報告書はとても重要な役割を果たすのです。
そのため、探偵に依頼する前には、必ず調査報告書のサンプルを確認することが必要になってきます。
今回は、浮気調査を依頼した時に手に入れることになる調査報告書とはなにか?ということと、報告書の重要性について解説していきます。
探偵に依頼して調査を行ってもらう。
そして、調査を終了した後に、探偵から渡される物。それが、調査報告書です。
この報告書には、調査の過程や結果が記されています。そのため、とても重要な書類だといえるのです。
報告書には、対象者がいつ、どこで、誰と、何をしていたのか? といったことが細かく記されています。
また、文章だけでなく、写真や動画も撮影日時と一緒に添付されているため、証拠能力を有した書類なのです。
この、報告書は探偵事務所や興信所にとっても重要な商品です。
報告書は依頼者に渡る、調査の最終成果物です。依頼者が各々の目的に使用することとなりますが、場合によっては裁判にまで持ち込まれ、影響力を持った証拠となります。
報告書の出来によって、その後の慰謝料請求や離婚に大きな影響を与える。探偵事務所、興信所もそれをわかっていますから、報告書作成に力を入れ、それを売りとすることも多いです。
探偵から渡される報告書とは、それほど重要な物なのです。
ここまで、報告書とは何かということを解説してきました。
ここからは、報告書を使用する時について解説していきます。
報告書には、大きく分けて三つの役割が存在します。
一つが、依頼主が調査の過程と結果を知るための役割です。
どのような調査をどのような方法で行ったのか?
そして、その結果はどうだったのかを知るために使われます。
探偵によっては、報告書を見せながら、同時に細かく説明してくれる場所も存在します。
二つ目が、浮気の証拠として相手に突きつける役割です。
日時だけでなく、場所まで記載されている報告書を前にすれば、相手も言い逃れはできません。
そして、最後の三つ目が、裁判時の証拠としての役割です。
相手の不貞によって、離婚するという離婚裁判や、慰謝料の請求を行う時には、証拠としての役割を果たすことができます。
ただし、ここで注意しなければいけないことがあります。
それは、報告書の出来によって、証拠能力が大きく変わってしまうということです。
先程も説明した通り、報告書には画像や動画も添付されます。
これらの、画像や動画が不鮮明である場合や、撮影日時が明確でない場合、証拠能力を疑われてしまう可能性があるのです。
だからこそ、報告書を裁判でも通用するものにしようと思うと、細部に気をつける必要があります。
裁判所で証拠として認定してもらえる報告書には、いつ、どこで、誰が、誰と、何をしていたのということが、証拠(画像や動画など)と共に誰でも分かるように書かれている必要があります。
そのため、証拠の画像はあるけれど、詳しい日時が記載されていない、撮影された場所についての情報がないといった場合、報告書の役割を満足に果たすことはできません。
報告書の使用目的は様々ですが、裁判での使用については特に厳しく見られます。この部分を忘れないようにして下さい
ここまで、報告書の重要性を解説してきました。
報告書の重要性が分かれば、報告書の完成度も、探偵選びにおいては重要な要素だということが分かるでしょう。
そこで、次章では探偵選びの際に確認しておくべき報告書のサンプルについて紹介していきます。
先にも述べましたが、報告書は、依頼者にとっても重要なものですし、探偵事務所にとっても重要なアピールポイントです。
きちんと報告書に力を入れて作り込んでいる探偵事務所は、その事実を依頼者に知ってほしいと考えます。
そのため、報告書サンプルを用意している探偵事務所も多く存在します。
逆に、報告書サンプルを出し渋る探偵事務所に依頼するのは、検討し直した方がよいかもしれません。
依頼する前に、サンプルの報告書を見れば、どのような報告書を手に入れることができるのかが事前に分かります。
これは、依頼主にとって安心できる材料といえるでしょう。
事前に報告書を確認できるということは、報告書の完成度を知ることができるということ。
しっかりと報告書をチェックして、裁判で通用するレベルの報告書かどうかを確認しておくことをおすすめします。
探偵事務所への依頼を検討しているのであれば、契約をする前に報告書のサンプルを確認させてくれ、と忘れず伝えましょう。
探偵選びの際に重要になってくるのは、料金や調査能力だけではありません。
もちろん、料金や調査能力も大きなポイントです。しかし、それと同じぐらい重要になってくるのが、しっかりとした調査報告書を作成してくれるのか?という点です。
報告書は、依頼主が結果を知るためだけのものではありません。
相手に浮気の証拠としてつきつける物でもあるのです。
更には、離婚や慰謝料を請求する裁判では、証拠として機能する物でもあるのです。
もし、探偵事務所への依頼を検討しているのであれば、しっかりとした報告書を作成してくれるかどうかという点も確認しておきましょう。