夫婦喧嘩は犬も食わない、と言う言葉があります。
夫婦喧嘩はすることが当たり前であり、どうせ仲直りするのだからほっておけ、という意味です。
しかし実際には、ささいな夫婦喧嘩から発展して離婚にいたってしまうケースも少なくありません。
縁があって結婚したのですから、喧嘩は控えめにして、最後まで添い遂げたいですよね。
今回は、離婚に発展してしまいかねない夫婦喧嘩の原因をご紹介していきますので、反面教師としてごらんください。
離婚に発展してしまいかねない夫婦喧嘩の原因はたくさんあります。
今回はよくある7つの理由をご紹介していきます。
やはり多いのは金銭問題です。夫婦とはお金のつながりでもあります。
ギャンブルにつぎ込んだ、FXで浪費した、おごりぐせやみえっぱりが治らずお金を浪費した、など様々な理由で片一方が夫婦の共有財産を使い込んだ場合、離婚にいたってもだれも文句は言わないでしょう。
ふたりの財産を勝手に使うのは、いくら夫婦といえども泥棒と同じです。
また、稼ぎが少ない!などと文句や侮辱に近い言葉を言うことで喧嘩になることもあります。
相手の稼いでいる給与の金額を蔑んだりマウンティングをとることは、その本人が収入にコンプレックスを抱いていればいるほど喧嘩の火種になりやすいのです。
収入や仕事を重要なアイデンティティの一部にしている人も多く、そのデリケートな部分を罵られてしまったために、もう夫婦としてやっていきたくないと感じるほど傷つく人もいるのです。
家事、育児の分担でもめるケースもあります。
とくに、近年は共働きが当たり前になっています。男女平等が当たり前の社会にも関わらず、家事や育児はすべて女性がするもの、といった古い考えを持っている男性も多く、平等に分担したいと思っていれば当然喧嘩になります。
お互いに収入があれば、なんでこんなに喧嘩してまで一緒にいる必要があるんだろう、ということになり、あっさり離婚してしまう、というパターンもあります。
結婚イコール子供、と考えている人もいれば、子供はいらないと考えている人もいます。
しかし、子供をもつか否かはとても重大な問題であり、子供が欲しいという人の中には、絶対に諦められないと感じている人もいます。ふたりの価値観が合わないとなれば、離婚、という言葉が頭によぎることもあるでしょう。
子供を持つことに関してはふたりの意見が一致していたとしても、教育方針で意見が割れる場合もあります。
また、夫婦のどちらかが特定の宗教を信仰していた場合、その宗教を子供に継がせるか、でもめるというパターンもあります。
大切なものを捨てられてしまったり、侮辱されたりした場合、夫婦の間に決定的な遺恨が残るケースもあります。
自分が大切にしているものを大切にしてくれない人と、この先一緒にいることはできるのか、と考えたとき、お互いにとって別れるのが一番いいかもしれない、と思う人も少なくないのです。
配偶者の不倫が発覚したために喧嘩に発展し、そのまま離婚に至る、ということもあります。
不倫の場合は慰謝料が請求できるので、慰謝料請求の裁判を行うなど、泥沼に発展することも珍しくありません。
義両親との仲がこじれてもめてしまう、というパターンもあります。
一昔前によく聞いたのは、嫁姑問題でしょう。
同居が少なくなってきたため、嫁姑問題の総数は減っているはずですが、依然として嫁姑の仲がうまくいっていない、という事例はたくさんあるようです。
意見の食い違いだけであれば、どこかで折り合いを付けば、夫婦喧嘩から離婚にまで発展する可能性は少ないはずです。
しかし仕事や趣味に対して、相手の人格にも関わることを侮辱したり文句を言ってしまうと、どうしても喧嘩になります。
どんなに愛し合っているパートナーでも関係にほころびが出てきてしまうでしょう。
結婚をしふたりの間には、尊敬や信頼があるはずです。
おもいやりと気遣い、そして裏切ることなく愛情を育んでいける夫婦関係を心掛けていきたいですね。