結婚は、一生を共にする、と誓う契約です。
その契約が守られることもあれば、破られることもあります。
夫が心変わりしたら、契約したのにひどいと思い、妻は傷つくでしょう。
ですが、人の気持ちは他人が変えることができないのもまた事実です。
だとしたら、その裏切りを受け入れるしかないのでしょうか?
絶対に離婚すると覚悟が決まった状態で、修復するのは至難の技です。
離婚を絶対にしたくない、と考えているなら、夫のサインをいち早く察知し、早急に手を打つ必要があります。
今回は、男性が離婚を考えているときの言動をご紹介していきます。
できるだけ早く夫が離婚を考えていることを見抜き、対策をしていきましょう。
男性が離婚を考え始めたら、言動が変わります。
今回は男性が離婚を考えているとき見られる典型的な言動を7つご紹介していきます。
コミュニケーションの基本は、会話です。
どれだけ仲良し夫婦でも、会話がなくなれば相手が何を考えているかはわからなくなります。
もう長年夫婦をしてきているのだから、深い会話なんてできなくても分かり合えている、と思うのは危険です。
話さなければ人の気持ちはわかりません。
やはり気持ちが分からないと離婚への危機につながります。
以心伝心だと思い込んでいる人に限って、相手のことを全く理解できていなかったりするのです。
夫とのコミュニケーションが減り、雑談がなくなったら、要注意です。
忙しい仕事でもないはずなのに、毎日残業、などの口実をいって家に帰ってくるのが遅い、という場合は要注意です。
なぜ、そんなに家に帰ってくるのが遅いのでしょうか?
それは、家に帰りたくないからなのかもしれません。
妻は、家を心地よく快適に整えて置くべきだ、という考えは、明治時代の考え方です。
今はそんな時代ではありません。妻も夫も協力してくつろげる場所を作るべきです。
もし夫だけが家に帰ってきたくないそぶりをみせるようになったなら、もしかして、ふたりで協力して心地よい家を作る、ということができないふたりになっているのかもしれません。
その状態から立て直すのには、ふたりにとって心地よい家とはどういった家か、ゼロから考え、話し合う必要があるでしょう。
恋するもの同士は相手の目を見つめて話します。
逆に、興味がない人、嫌いな人、などの目をまっすぐ見て話したいとは思わないものです。
夫と目が合わなくなった、という場合、あなたが夫の目を見て話しをしていないか、夫があなたの目を見て話さなくなったか、そのどちらかです。どちらの場合でも、愛情も恋心も冷めきっているということができそうです。
外食が多くなり、家でご飯を食べなくなった、という場合、仕事が忙しくなったというケースもありますが、これもまた家に帰ってきたくなくなった、というサインの場合もあります。
離婚を考えていると、夫は食事を妻と一緒に取る機会を減らそうとすることもあります。優しい気遣いと見せかけて、妻は食事を作らなくて良いという提案を夫がすることがあるので注意してみましょう。
寝室が別になった、というのは大きなサインです。
子どもが生まれたことをきっかけに寝室が別々になる、というケースはありますよね。
ですが、そういったきっかけではなく、なんとなく相手から寝室を別にするように提案があった場合には、夫婦の仲は危機に直面していると考えてよいでしょう。
結婚して年月が経つと、恋人時代や新婚の頃と同じようにはスキンシップをとらなくなる、という夫婦は多いです。
しかし、最近までふつうにある程度のスキンシップをとっていたのに、急にそれをしなくなったとか、単に恥ずかしがっているわけではなく確実に嫌がっているという場合は、注意が必要です。
男性も女性と同様、嫌悪感を抱いている相手や信頼できない相手とのスキンシップは苦痛です。
セックスレスの場合は、男性特有の病気の可能性もありますから一概には言えませんが、マッサージがてら肩に触れるというような軽いスキンシップさえも拒むようであれば、妻ことが触れてほしくない対象になってしまっているのかもしれません。
離婚を現実的に考え始めた夫が、以前に比べて急に子供をかまうようになることもあります。
妻とは別れたいけど子供を手放したくはない、という場合、親権争いに備えて子供からの信頼を得ようと、急に積極的に子供の相手をするようになるケースです。
このポイントだけを見ると、夫がこれまでの育児に対する姿勢を見直したという可能性もありますが、頻繁に子供だけを連れ出して出かけるなど、自分と子供との時間になるべく妻を介入させないようにしている節があれば、離婚を見据えている可能性大です。
また、逆に子どもにほとんどかまわなくなった、という場合も危険なサインです。
そのような場合、父親としての役目に疲れてしまったという可能性があります。
父親という立場からも夫という立場からも、もう開放されたいと思っているかもしれません。
別居を提案された、という場合、これはもう決定的な離婚を考えているサインです。
別居を頑なに拒んでも逆効果な場合もありますから、距離を置いて様子をみましょう。
また専業主婦の場合は、別居していても夫から生活費をもらう権利があります。
その生活費のことを婚姻費用といいます。婚姻費用はきちんと相手方に請求しましょう。
浮気は普通、隠すものですよね。なぜ隠すのかというと、バレたらまずいことになるからです。
もっともまずいこと、というのは離婚です。それが、まずいものではなくなり、離婚してもいいやと考え始めたとき、夫は浮気を隠す労力を放棄します。
つまり、浮気を隠さなくなったということは、もう離婚したい、離婚してもいい、浮気がバレても大した問題じゃない、と考え始めたということです。
相手が浮気している場合は、きちんと浮気の証拠を押さえておきましょう。
離婚することになったとき、浮気の証拠があれば、50万~300万の浮気の慰謝料を請求できる可能性があります。
今回ご紹介した言動を、ひとつでもあなたの夫はしていませんか?
1から順番に、徐々に離婚危険度は高まります。
できれば1の段階で夫婦の仲を温め直すのが、離婚回避の一番の方法です。
男性がこういったサインを発していなくても、離婚を考えていることもあるかもしれません。
夫婦であっても、黙っていれば何を考えているのがまったくわからないからです。
離婚につながりそうな言動を男性がしたら、心が徹底的にすれ違う前に、早急にしっかりと言葉でコミュニケーションをとりましょう。