浮気調査を依頼する時の比較ポイント　探偵の上手な選び方とは？

世の中には探偵事務所がたくさんありますが、浮気調査を依頼する方にとって一生を左右するような大きな問題を任せるのですから、十分に納得できるような良い探偵を選びたいものです。

実は、探偵事務所によって浮気調査の内容がまったく違うなど、自分にとって良い探偵なのかを見分けるのは難しいことなのです。
そこで、この記事では浮気調査における探偵の上手な選び方や、浮気調査の比較ポイントを解説していきます。

まずは、ちゃんと法に則って運営されているかを確認

良い探偵を選ぶためには、大前提としてしっかりと法に則って運営していることが挙げられます。
探偵業法という探偵に関する法律は、２００７年と意外と最近になって施工されました。

それまでは法律や規制がない中で多様な探偵事務所が存在していたため、探偵と依頼者の間で起こるトラブルも多くありました。
そして探偵業法が施工されたことで、依頼者は比較的安心して探偵に依頼をすることができるようになったのです。

探偵業法に則って運営しているかを判断するには、下記のポイントに注目してください

探偵届出証明書

探偵業を営むには、警察の公安委員会にあらかじめ届出を出しておくことが法律によって定められています。
届出を行うと後に証明書が渡されて番号が振り当てられますが、真っ当に営業をしている探偵事務所であれば、この番号をHPに載せることで顧客から信頼を得ています。

したがって、HPに探偵業届出証明書の番号などが記載されているかを確認することが、浮気調査を依頼する際の探偵の上手な選び方として
最初に確認しておくべき比較ポイントです。

探偵業届出証明書の掲出

探偵事務所を訪問したときに探偵業届出証明書を掲出してくれるかどうかも、重要な比較ポイントです。
見せないからといって確実に探偵業法を犯しているとはいえませんが、
何か実物を見せられない原因があるのではないかとも考えられます。

まともに運営している探偵であれば、大抵依頼者に余計な不安を与えないためにも 探偵業届出証明書を掲出するでしょう。

証明書の取得があったとしても、そういった気遣いがあるかないかで大きく信頼度が変わってきますよね。
また、この証明書が法律に基づいた浮気調査を行ってくれるのかどうかにも大きく関わってきます。

したがって、探偵の上手な選び方として探偵業届出証明書を掲出してくれるかどうかも確認すべき比較ポイントです。

行政処分の有無

探偵業を運営するには、探偵業届出証明書の提出など公安委員会が定めた法律に基づいて運営しなければなりません。
したがって、届出を行っていなかったり違反した調査を行ったりした場合は処罰されます。

営業停止命令などの行政処分を受けた探偵事務所は、警察庁のHPなどに公開されますのでこちらを確認することで法律を犯していないかの確認ができます。

料金を確認する

探偵へ浮気調査を依頼するにあたって、最も注意するべき点のひとつが料金です。

いくら法に則って運営していて、調査内容もしっかりしていても、相場を遥かに超えた高額な依頼費用を請求されては、それは探偵の上手な選び方とは言えませんよね。

そのため、料金体制が適正価格の範囲内で良心的であるかを比較するには、下記のポイントに注目してください。

何社か相見積もりを取る

探偵事務所によって、料金制度は大きく異なります。

その分、自身が依頼したい浮気調査の内容によって余計な費用がかかってしまうことや、
逆に最適な探偵に当たって割安になることがあります。

そのため、浮気調査を探偵に依頼する際は相見積もりをすることをお勧めします。
ただし、安ければ安いほど良いというわけではないので、あくまでも極端に安いものは避け、適正価格内で比較しましょう。

調査員1名あたりの調査料金を算出して比較する

相見積もりを取って、単純に提示された費用のみをみて高いか安いかを判断するのではなく、調査員１名あたりの時間単価を算出して比較しましょう。

基本的に浮気調査は、２名など複数人で行うことも多々あります。
そのため、料金を比較する際は必ず何名での浮気調査の見積もりなのか、調査員１名あたりの調査料金はいくらなのかを算出した上で比較をしておくと、後のトラブルや損失を防ぐことができます。

調査経費、報告書代など、調査費用以外のものもすべて含めた総額を確認しておく

見積もりの際の注意点として、調査費用のみなどでなく資料作成費や手数料などすべての総額であるかを確認してください。

探偵料金を比較する際は、調査員の単価のみを提示した金額の安さだけにとらわれず、
別で請求されるものはないのか、またその総額をチェックしておくのも探偵の上手な選び方です。
せっかく浮気調査が成功しても、料金で新たなトラブルが生まれてしまってはいけませんので、こちらも重要な比較ポイントです。

使用可能な支払い方法を確認する

浮気調査を探偵に依頼すると、浮気調査にかかった日程や調査内容によっては高額な料金になることもあります。
後になって後悔をしないように、見積もりと同時に支払い方法を確認しておきましょう。

確認するポイントはこちらです

探偵事務によって支払い方法は様々です。
もしも使える予算や支払える方法が限られているのなら、先に探偵事務所に希望を伝えておくとよいでしょう。

また探偵の比較をして最終的に依頼する探偵事務所が決まった際は、必ず支払う料金の金額やタイミング、成功報酬の場合は成功の定義などを契約書に明記しておきましょう。

探偵の料金の支払い方法は、先払いと後払いどちらがベスト？

探偵の対応を比較する

HPを見て良い印象を受けても、実際に対応してもらったときにあまり良い印象ではなかった場合は注意しましょう。
言っていることと、資料に明記している内容が異なっている場合も要注意です。

契約の前に問い合わせの電話をかけたときや、実際に事務所へ行って話をしたときに、真摯に対応してくれるかどうかをよく見ておきましょう。
その時の対応から比較するのも探偵の上手な選び方のひとつです。

探偵の創業年数で比較する

探偵の創業年数をみて比較することも重要なポイントです。

もちろん新しい探偵事務所は良くない、ということを言っているわけではありませんが、長く運営をしていることはある程度の信頼に繋がります。
なぜなら、前述したとおり探偵事務所は探偵業法に則って運営をしなければなりませんから、当然それに反した運営をしていれば処罰を受けますし、顧客も減って淘汰されていきます。

それゆえに、長く運営をしているということは、比較的ルールを守って良心的な運営をしてきた可能性が高いととらえることができるのです。

探偵の調査力で比較する

いくら料金が安くて対応がよくても、浮気調査における調査力が低く決定的な証拠が得られないのであれば依頼する意味がありませんよね。
そのため、探偵の調査力で比較することも非常に重要なポイントです。

一番比較しやすいのは、これまでの実績を確認することです。
しかし、自力でこれを確認するのは難しいことも多いでしょう。

そんなとき、調査力のひとつの目安になるのが、探偵が所有している機材です。
なぜなら機材の良し悪しによって証拠を獲得できる期待度が大幅に変化するためです。

浮気調査における探偵の仕事内容は、尾行や張り込み、聞き込みが主要なものになります。
その際に必須となる調査機器は探偵にとって最も重要なものなのです。

例えば同じ人が撮影した場合でも、暗視カメラや望遠カメラの有無や質の違いで大きく証拠として採用される映像の獲得率が変わります。

せっかく安くはないお金を支払って浮気調査の依頼をしているのに、夜間や遠距離での撮影が機材不足で不明瞭だと、時間とお金の無駄ですよね。
だからこそ探偵が機材に力を入れていることは当然であり、そして機材を潤沢に所有していることはそのまま探偵の信頼度に繋がります。

ただ、機材の効率の良い扱い方を知っていることや、撮影者の技術によっても結果は変わるため、あくまでも一つの探偵の上手な選び方の目安として覚えておくとよいでしょう。

探偵事務所の職員、代表にメディア露出があれば、内容を調べておく

比較したい探偵事務所があったとき、職員や代表にメディア露出があるかを調べてみるのもよいでしょう。
なぜなら、メディアでの取り上げられ方によってある程度の信頼度がわかるためです。

例えばテレビ放送では、発信する内容が勝手な決めつけだと判断されないように、発信する情報に根拠をつけて説得力を持たせようとします。
その際に、第三者視点の有識者の意見として取り上げたいときに、適当そうな信頼の無い人物を呼んで視聴者が納得するとは考えにくいですよね。

つまり、そのような場合は業界に精通していて、信頼度がある人を探すのではないでしょうか。
そのため、有識者としてコメントを求められている場合は信頼度が上がりますし、逆に印象が良くない露出の仕方や、適当なコメントばかりで不評であれば信頼度は下がります。

また、出版している本があればそれもチェックしておきましょう。
本を出版しているという時点で最低限の知識や経験が必要ですから、その点で信頼度は上がります。
あとはレビューをみるなどして、どんな評価を受けているのか、どんな内容なのかを確認しておきましょう。

アフターフォローで比較する

普通に生活をしていれば、探偵や法律に精通することは少ないと思います。
そのため、多くの方は浮気調査を依頼する際にどうすればいいのか分からず、不安を抱えてしまうのではないでしょうか。
だからこそ、アフターフォローが充実していることは非常に重要な比較ポイントです。

たとえ浮気調査で証拠を入手したとしても、それで終わりでは困ってしまいますよね。
そのため、弁護士など士業との連携がきちんと取れていて、スムーズに証拠を有効活用してくれるかを確認しておきましょう。

同じように、入手した証拠の使い方をレクチャーしてくれるかどうかも重要です。
言われるがままではなく、入手した証拠をどう扱えばいいのか、これからどうすべきかを、依頼者が納得できるように説明してくれることで、安心してその後の手続きを進めることができます。

また、アフターフォローの期間も比較しておきましょう。
自身が忙しかったり、手続きが長引いてしまったりしたときに、フォローが打ち切られてしまったら困りますよね。
なので、いつまでフォローしてくれるのかも確認しておくとよいでしょう。