探偵になるためのひとつのルートとして、探偵学校に入学する、というルートがあります。
探偵学校、と一口に言っても、様々な制度がありますが、その中で、もっとも気軽に利用できるのは、通信制の探偵学校でしょう。
通信制の探偵学校の場合、家にいながらにして、探偵になるための基礎知識を学ぶことができるのです。
しかし、通信制には通信制のデメリットもあります。
今回は、通信制の探偵学校のメリット・デメリットを解説していきますので、探偵になることを検討している方は、学校選びの参考にしてみてくださいね。
探偵学校には主に3つの種類があります
一番手軽に始められるのは通信制です。
通信教材を使い、自宅で探偵になるための基礎知識を学びます。
教材が郵送されてくるパターンもありますし、インターネットで講師の授業を受ける方法もあります。
講習生の探偵学校もあります。
講習制とは、探偵の講師が授業を行い、座学で学ぶ、というものです。
スクール制といった方が分かりやすいかもしれません。
毎日、もしくは毎週決まった曜日や時間に学校に行って授業を受けるタイプです。
もっとも即戦力が身につくのは、実習制です。
実習制とは、探偵に必要なスキルを実地で学ぶというものです。
張り込みや聞き込み、尾行など、実際の演習を一通り行い、即戦力になる力を磨きます。
※講習と実習を両方取り入れた学校などもあります。
次に、通信制探偵学校のメリットについてみていきましょう。
通信制探偵学校のもっとも大きなメリットは自分の都合のいい時間に、自分のペースで学習を進められる、という点でしょう。
今の仕事から転職しよう、と考えている場合、平日は会社があるため、探偵学校に通うことができませんよね。
そんな場合でも、通信制なら働きながら勉強することができるのです。
通信制探偵学校は忙しい社会人にとってメリットが大きいシステムだと言えそうです。
通信制探偵学校の中には、インターネットを利用した受講が可能な学校もあります。
講習制の探偵学校であれば、都度学校に通わなければなりません。
しかしネット回線で受講できる探偵学校の場合であれば、教科書を読み解くだけではなく、実際の講習を受けるような感覚で自宅で勉強ができるのです。
世界中どこでも、極端な話、アフリカに滞在している方でも勉強することができるのです。
学習する場所を選ばないというのは嬉しいですよね。
探偵学校に通いたいけれどお金がない、費用の工面が難しいという人は、通信制の探偵学校がオススメです。
通信制探偵学校の嬉しい点として、その料金の安さが挙げられるからです。
講習制や実習制と違い、実際の学校や先生がその場にいる必要がないため、授業料金が比較的安く済ませることができます。費用が浮くことによって選択肢が広がる方も多いでしょう。
通信制探偵学校にはメリットがありますが、それとは逆にデメリットもあります。
ジムやスポーツクラブなどに入会したけれど、入りっぱなしで結局全然通わなかった、という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
通信制探偵学校は、同じ勉強をする仲間の姿もなく、講師から勉強の進捗を急かされることもありません。自ら進んで学習しないと、ほったらかしになってしまう可能性があるのです。
サボりぐせがある、という自覚がある方は、通信制探偵学校を選ばない方が賢明かもしれません。
通信制探偵学校では、教科書やネットの授業を通して学習を進めます。
学んだ内容を実習で確認できないため、頭の中の知識だけにとどまってしまう、というのはデメリットのひとつでしょう。
学んだ知識をしっかりインプット出来ているのか、自分でテストなどを繰り返し工夫する必要があります。
また、実地で力を磨きたい、という方は実習制のスクールを選ぶようにしましょう。
対面型のスクールでは、疑問が出たときに講師にすぐに質問することができます。
ですが、通信制の場合はすぐに質問することができません。
文章やメールなどで質問すること自体は、通信制の探偵学校においても可能ですが、即座に返答があるとは限らない、というデメリットがあります。
疑問点はすぐに返答が欲しい、先生に直接聞きたいことがたくさんでてきそう、という場合は、通信制探偵学校のなかでも回答のレスポンス体制が早そうかどうかで比較してみてはいかがでしょうか。
今回は、通信制探偵学校のメリット・デメリットについて紹介しました。通信制探偵学校にはよいところも悪いところもあります。
メリット・デメリットについて認識し、そのほかの学校と比較検討したうえで、自分にとって一番メリットが大きい探偵学校を選びましょう。