子どもが成長して1人でも出歩けるようになったとき、常に親がそばには居られないので、子どもの行動を見守ることが難しくなってきます。
そんな時に、子どもの安全のために活用できる見守りGPSアプリがあります。
見守りGPSアプリとは、スマホに内蔵されたGPS機能などを利用することで、離れていても子どもを見守ることができるものです。
この記事では、子どもの見守りに使えるGPSアプリについて解説していきます。
まず、見守りGPSアプリが具体的にどのように役に立つのかを確認しましょう。
このように、ただ現在位置を確認できるだけでなく、他にも様々なメリットがあります。
アプリによっては一定の区域に入ったときに通知してくれるものがあるため、常に見守りGPSアプリを確認していなくても目的地に着いたことを確認することができます。
また、子どもが移動したルートを確認できるGPSアプリもあるため、子どもが回り道をしていたり、危険な道を通っていたりしないかを確認することもできます。
さらに、帰宅するタイミングがわかりやすくなるため、ご飯やお風呂などの支度や出迎えなどを効率よく行うことも可能です。
このように、見守り以外の目的にも便利に使用することができます。
便利な機能を備えている子どもの見守りGPSアプリですが、実際にどのようなものがあるのかを紹介していきます。
life360は、iPhoneとAndroidに対応している無料の子どもの見守りGPSアプリです。
完全招待制でサークルを作成することで、サークルメンバーの位置情報を共有することができます。
位置情報の共有以外にも、特定の場所を指定することで出発や到着を通知するエリア通知機能や、簡単に扱えるチャット機能も備わっています。
他にも、緊急時にはメンバー全員に緊急通知を送信することができるため、迷子やトラブル、危険が迫っているなど、万が一の時にSOSを知らせることができます。
また、life360をインストールしておくことで、スマホを紛失したり、盗難に遭ったりした際にも追跡が可能です。
バッテリーの消費量が少ないということも、このGPSアプリのメリットの一つです。
life360は無料でも使用できますが、その場合はエリア通知の設定数がサークルにつき2つ、移動履歴の確認が過去1日分まで、といった制限があります。
課金をすることで、サークルのエリア通知の設定可能数が無制限になり、移動履歴を過去30日まで確認することができるようになります。
ルナスコープも、iPhoneとAndroidに対応している無料の子ども見守りGPSアプリです。
こちらもlife360同様、完全招待制でサークルを作成することで、サークルメンバーの位置情報を共有することができます。
他にも、エリア通知機能や移動履歴が確認できる機能など、子どもの見守りに役立つ機能がしっかりと備わっています。
課金をすることで、4名までのサークルの人数制限がなくなり、2ヵ所までの通知エリアも無制限となるほか、移動履歴を過去30日まで残すことができます。
Google ファミリーリンクは、保護者向けの機能がたくさん備わっている無料の子どもの見守りGPSアプリです。
iPhoneとAndroidに対応したアプリで、主な機能としては、スマホを持っている子どもの位置情報がわかるということ、スマホの機能を制限できることの2点があります。
保護者向けのファミリーリンクと子供向けのファミリーリンクでアプリが分かれており、それぞれのスマホにインストールすることで使用が可能になります。
保護者向けをインストールした端末から、子供向けをインストールした端末の位置情報を確認できるため、先に紹介したアプリと同様、子どもの見守りに使用が可能です。
また、スマホを使いすぎてしまう、適切ではない使用をしてしまう子ども向けに、スマホ使用に様々な制限を課すことができる機能が付いています。
などの制限が可能です。
常に子どもの居場所がわかるだけでなく、教育上の管理までできるため、こちらもおすすめのGPSアプリです。
キッズマップは、iPhoneとAndroidに対応している無料の子どもの見守りGPSアプリです。
お互いのスマホに入れておくことで利用できるもので、使用方法も簡単です。
アプリ内のデザインも可愛らしいもので、顔写真を登録することで、地図上のアイコンに表示させることができるため、子どもと楽しみながら位置共有ができます。
お互いの位置がわかるだけでなく、エリア登録もできるため、出発や到着の確認もできる便利な子どもの見守りGPSアプリです。
iシェアリングは、iPhoneとAndroid対応で子どもを守ってくれる機能がたくさん備わっている、無料の子どもの見守りGPSアプリです。
GPSによる位置情報の確認はもちろん、エリア通知機能も備わっています。
これだけでも十分利用できるのですが、他にもスマホを上下に3回振るだけでSOS緊急通報を送ることができます。
さらに、無料で会話ができるトランシーバー機能や、過去7日間の位置情報履歴を確認することもできます。
また、一般的には子どもが遠く離れているときの見守りに使用されるGPSアプリですが、iシェアリングには、子どもと一緒に出掛けた時にも役に立つ機能があります。
子どもの端末が、親の端末から一定の距離以上離れたとき(あるいは以内に近づいたとき)、通知が届く機能です。
これがあれば、少し目を離した隙に子どもが居なくなってしまったり、トラブルに巻き込まれる心配を減らすことができます。
子どもの見守りに使えるGPSアプリを紹介しました。
こういった便利なアプリを利用すれば、約束した時間を過ぎても、子どもが帰らずに不安に駆られるといったことから解消されます。
ただし、GPSには多少誤差が発生する場合もありますので、そちらも考慮しながら利用しましょう。
近頃は子どもの交通事故や、誘拐・連れ去りなどといった犯罪に巻き込まれるニュースも後を絶ちません。
また、防犯についての意識や対策について、子ども自身に落ち着いた行動を取ってもらうことも必要です。
もしものときには、防犯ブザーや、スマホの防犯ブザーアプリもあわせて利用すれば、周囲に助けを求めることができ安心です。