今回は、自然災害に備えて準備しておくべき防災グッズと、非常用の備蓄は何がどれくらい必要なのかご紹介していきます。
また、家で待機できず、避難場所に移動するような場合に持ち出したい防災グッズも紹介させていただきます。
まずは、すぐに使える場所においておきたい防災グッズを3つご紹介します。
家族みんなが分かりやすい場所、咄嗟に手が伸ばせる場所や、地震などで建具がゆがんだりしても取り出しやすい場所に置いておくと良いでしょう。
地震が発生したとき、家具、家屋が損傷し、瓦礫やガラスが飛び散る可能性があります。
そうなると、避難することも困難です。スリッパや簡易な靴を用意しておき、家の中を裸足で移動することがないようにしましょう。
自然災害がおこったとき、停電するケースはよくあります。真っ暗な中で移動したり生活したりすることは困難ですから、懐中電灯をすぐ取り出せる場所に用意しておきましょう。また、電池も入れておき、一年に一回は点検しておきましょう。
非常用のホイッスルを用意しておきましょう。
災害で家屋の下敷きになる、閉じ込められるなどの事態が起こった場合でも、ホイッスルがあれば救助活動を行なっている人に自分の存在を知らせることができます。
次に、非常用の備蓄について確認しておきましょう。
災害時に家で待機することもあります。非常用の備蓄は、最低でも3日~1週間程度しておくのが望ましいでしょう。
飲料水を用意しておきましょう。飲料水は、3L×家族の人数×一週間分程度備蓄があることが望ましいといえます。
非常食も準備しておきましょう。
いまはさまざまな味や携帯の非常食が出ていますが、加熱なしで食せて日持ちする、乾パンのようなものが推奨されます。
また、缶切り不要の缶詰も有用です。
非常食に関しても、定期的な入れ替えが必要です。
賞味期限、消費期限が切れてしまっては、非常食の意味をなさなくなってしまいます。
一年に一回程度防災の日を決めて、その日に非常食を食べ、次のものに入れ替えることをおすすめします。
トイレットペーパーやティッシュ類は、非常時の衛生状態を保つためにも必要です。
他にも、ウエットティッシュなどはあって困ることはありません。
買い占めは望ましくないですが、自宅にある程度備蓄しておくことで、非常時にも対処しやすくなります。
ライター、ろうそく、マッチなど、火を起こせるものを用意しておきましょう。
ガス、電気などのライフラインが止まったときに生命線になる可能性があります。
最後に、避難する際に持ち出したい防災グッズについてもご紹介していきます。
家で待機することができない場合は、避難所や自治体の指示に従って移動します。その際に持ち出したいグッズです。
絆創膏、包帯、衛生用品は万一の怪我のために最低限用意しておくと良いでしょう。
また、常備薬も期限と残量をチェックしておくことをおすすめします。。
日頃飲んでいる薬がある場合は、その内容を記録したお薬手帳とともに管理しておきます。
とくにお薬手帳は、避難先でもどういった薬を飲んでいたかを示せるため便利です。
自然災害が起こったとき、高層の建物から瓦礫が落ちてきたり、転倒の危険性は捨てきれません。
避難行動をとるときには、頭を守るためのヘルメットがあると安心です。
移動の際はもちろん、避難先でも光源が確保されているとは限りません。
懐中電灯および乾電池は、持ち出せるようにしておきましょう。
近年では、災害時の情報収集をスマートフォンに頼ることもままあります。
バッテリーが切れてしまったときのため、充電状態のモバイルバッテリーも準備しておきましょう。
ソーラー充電可能なものもありますから、使用を検討してみてください。
緊急時に情報を入手するために、上記のスマートフォン以外にも、ラジオが有効です。
電池が切れる心配をなくすためにも、手回し充電ラジオがあると便利です。
避難先でも火元があるに越したことはありません。ライター、ろうそく、マッチなどの火元を持ち出しましょう。
避難先では、物資が充実しているとは限りません。
避難場所に指定されることが多い学校体育館などは、冬場特に冷え込む傾向があります。
保温シートや毛布を持ち込めると安心です。
飲料水、非常食も前述のとおり準備しておきましょう。
火を使わずに簡単に食べれるもの、賞味期限が長いものがおすすめです。
災害時、上下水道がすぐに整備されるとは限りません。
衛生状態の確保のためにも、携帯用トイレがあると便利です。
必要なグッズが多いため、準備するのが面倒、と感じる方もいるかもしれません。
そういった方は、上記のようなグッズを入れた防災持ち出し袋が市販されているため、それを購入してもよいでしょう。
大切なことは、災害が起こるはずがない、と高をくくらず、平常時から防災意識を向上させ、防災グッズを準備しておくことです。
防災グッズが家に全く無い、という方は、これを機に準備してみてはいかがでしょうか?