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上手な離婚の準備、後悔なく離婚する方法とは?

結婚生活に区切りをつけて離婚したいと考えたとき、適切な準備が必要なことをご存知でしょうか。

離婚というものは結婚よりもエネルギーが必要と言われていて、とても難しいことなので、後になってからこうしておけばよかったと後悔する方も少なくはありません。


この記事では、離婚してから後悔しないために、離婚協議や調停、審判など、そこに至るまでの行動で上手く押さえておきたいポイントやその方法を解説していきます。


離婚を思い立ったら

離婚を思い立ったとき、上手に離婚をするには最初に何をすればよいのでしょうか。
それは、あなたがどのように離婚をしたいのかによって変わりますが、それぞれしておくべきことがいくつかありますので解説していきます。


「なぜ離婚したいのか」を整理する

そもそもなぜ離婚したいのか、その目的を明確にしておきましょう。


人によって理由はたくさん出てくるかと思いますが、離婚の目的によってするべき準備や方法が変わりますので、この離婚をどんな形で着地したいかを少しずつでも良いのでまとめていきましょう。


早いうちに弁護士へ現状を相談

結婚は法的にみれば一種の契約ですから、片方の一方的な意見のみで簡単に離婚ができるわけではありません。
お互いがすぐに納得できる形であれば比較的速やかに話は進みますが、夫婦間で離婚の話がまとまらないときは、家庭裁判所の調停を利用して離婚に関する条件を納得できるように進めていきます。


同意を得られない場合は、法的に相手に離婚を求める、あるいは同時に慰謝料を請求するに足る根拠があるということを示さなければなりません。
そのためにも、先手を打って早いうちに弁護士へ相談して、今の状況から離婚や慰謝料を請求することができるのかを切り分けてもらいましょう。


離婚したい原因に応じて、証拠集めをする

離婚する原因としてよくある性格の不一致や価値観の相違など、どちらかが一方的に悪いわけではない場合は、慰謝料の請求は難しいと言わざるを得ません。


ただし、明らかに相手に離婚の原因や慰謝料請求の原因があるのなら、その証拠を集めましょう。


【離婚の原因と必要な証拠の例】

  • 「相手の浮気が原因」
    浮気をしたことを認める音声や浮気相手と肉体関係があったことを示す映像、やり取りの記録などが必要となります。

  • 「肉体や精神に対するDVが原因」
    DVを認めるまたは目撃した証言や
    医師の診断書、けがの内容のメモなどが必要となります。

  • 「経済的DV(生活費を入れないなど)が原因」
    少ない生活費で生活している詳細が記載された家計簿や、生活費の振り込みが途絶えた通帳、お金に関する暴言の記録や本人の証言、ギャンブルなど身勝手なお金の使い方をしてきた記録などが必要となります。

共有財産を明確にしておく

上手な離婚をするためにも、離婚をする際には財産分与できる共有財産を漏れのないようにしっかりと確認しておくことが大切です。


この場合の財産分与とは、婚姻期間で築いてきた財産を離婚時に清算して分配することです。
したがって、独身時代のものや代々受け継がれてきたものなどは婚姻期間に築いてきたものには当てはまりません。
また、必要なものを購入した際の負債も折半することになりますので注意しましょう。


財産分与に含まれるものは、下記のものが挙げられます。


財産分与となるもの

  • 預貯金
  • 家や土地などの不動産
  • 自動車
  • 家財
  • 保険
  • 貴金属や美術品など

他にも財産分与に当てはまるものはありますが、基本的にはこのあたりが一般的でしょう。
そしてこれらの財産は、法的に相手に請求することが認められています。


せっかく権利を持っているのに、離婚を急いでしまったために受け取らなかったとなりがちですから、しっかりと受け取れるように事前に財産となるものは細かくリストアップしておきましょう。


離婚した後の生活の準備を整える

離婚を決意しているのですから、そんな気持ちで婚姻生活を続けるよりは1日でも早く離婚してしまいたい、という方が多いでしょう。


ただし、後先のことを考えずに離婚をしてしまうと、その後の生活に苦労してしまうかもしれません。
せっかく今の生活に区切りをつけて新たな人生を踏み出していこうという時に、目の前の生活に手いっぱいなってしまって準備が足りなかったとなってしまわないように、離婚する前から離婚をした後の生活がスムーズにいくように住まいや仕事、支援制度、貯金などの準備を上手に整えておきましょう。


相手に離婚の意志を告げる

離婚の準備が整ったら、ようやく相手に離婚の意志を告げることになりますが、この時も上手に離婚をするために注意すべきポイントがあります。


まず、人によって離婚の意志を告げる方法は様々ですが、とにかく話すときは感情的にならないようにしましょう。
お互い冷静になれないこともあるのでしょうが、感情的になって離婚話を進めていては、上手に離婚をすることは困難です。


もし、あらかじめどちらかが、あるいは両者共が冷静になれなさそうであれば、第三者機関を立てて離婚調停を行いましょう。


確実に上手く離婚をする方法として挙げられることは、感情的にならずに、最大限権利を活用できるよう必ず準備が整ってから離婚の話を切り出すということです。


離婚の話し合いで取り決めること

離婚の話を切り出して合意を得られたら、離婚協議を行います。


離婚協議で決める細かいルール


離婚協議において決めること

  • 慰謝料の支払いや受け取り
  • 財産分与
  • 子供の親権
  • 子供と非親権者の面会交流
  • 養育費の支払いや受け取り

事前の準備で決めておくとある程度スムーズに進めることができますが、準備なしで一から協議するとなると相手も自分にとって都合の良い条件を望むでしょうから、手間や時間がかかってしまうでしょう。


慰謝料については弁護士に相談しておき、必要な証拠を揃えておきましょう。
財産分与については、特にマイホームなど不動産の財産分与は複雑になりやすいので少し大変かもしれません。


また、ここで注意しておきたいのが、離婚をすると決まってから配偶者が財産処分や財産隠しをする可能性があることです。
その場合の解決方法として、事前にそのような損害を被るリスクを排除できる「財産処分禁止の仮処分」や「仮差し押さえ」といった方法がありますので、念のため手続きをしておくとよいでしょう。


また、離婚協議書は紛失や細工ができないように、公正証書としておくことをおすすめします。


離婚協議がまとまらない場合(調停・審判・裁判)


お互いの主張が対立して離婚協議がまとまらない場合は、調停や審判、裁判に移行します。
離婚協議の争点になりやすいポイントと、その解決方法を解説していきます。


離婚協議の争点になりやすいポイント

  • そもそも離婚したくない
  • 子供の親権をどちらも望んでいる
  • 養育費を支払いたくない
  • 財産分与に不満がある など

いくら準備をしていたとしても、出来るだけ自分にとって都合の良い条件を求めるでしょうから、すべてが自分の思い通りに協議がまとまるとは限りません。


その場合、相手も今後一切の関係が切れる覚悟で争ってくるので簡単に折り合いがつかない状況です。
そんなときは、大抵の場合は自分たちで話していても埒が明かず、調停から審判までもつれこんで長期化してしまうため、早めに弁護士を入れるとよいでしょう。


まとめ

これまで、上手に離婚するための方法を解説してきましたが、離婚の前にはいかに下準備が欠かせないかがお分かりいただけたと思います。
これらの問題をすべて準備なしで感情的に進めていけば、離婚すらできなかったり、結果的に離婚できたとしても大きな損をしてしまうでしょう。


あなたがもし本気で離婚をしたいと決断したのなら、しっかりと準備を行って、損のないようにスムーズで揉め事も最小限に抑えられるような、できる限り上手な離婚を目指しましょう。


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